
実家じまいで最初にやるべき5つのこと
実家じまいで最初にやるべき5つのこと
後悔しないための、はじめの一歩ガイド
「実家じまい」という言葉を耳にする機会が増えました。親が施設に入る、亡くなった、あるいは誰も住まなくなった――理由はさまざまですが、いざ実家をどうするか考え始めると「何から手をつければいいのか分からない」という声をよく聞きます。今回は、実家じまいをスムーズに進めるために、最初にやるべき5つのことをまとめました。
1家族・親族と話し合う
実家じまいで最初につまずきやすいのが、家族間の意見の食い違いです。「売りたい」「思い出があるから残したい」「兄弟で相続の話がまとまらない」など、気持ちの面でも複雑になりがちです。
まずは相続人・関係者全員で、実家をどうしていきたいかを早めに話し合う場を持ちましょう。結論を急ぐ必要はありませんが、「誰が窓口になるか」「いつまでに方向性を決めるか」だけでも共有しておくと、後の手続きがぐっとスムーズになります。
2実家の名義・権利関係を確認する
実家の名義が誰になっているか、意外と正確に把握していないケースが多くあります。名義が亡くなった親のままになっていたり、共有名義になっていたりすると、売却や賃貸を進める際に相続登記が必要になります。
法務局で登記事項証明書を取得すれば、現在の名義や抵当権の有無を確認できます。相続登記は2024年から義務化されているため、早めの確認・手続きが安心です。
3家の中の荷物を仕分けする
実家じまいで最も時間と体力を使うのが、荷物の片付けです。長年住んだ家には、家具・衣類・思い出の品・書類などが大量に残っていることがほとんど。すべて一度に処分しようとせず、次の3つに仕分けすることから始めましょう。
- 残すもの:貴重品、重要書類、思い出の品
- 譲る・売るもの:まだ使える家具や家電
- 処分するもの:不要な物、劣化した物
4家の状態と資産価値を把握する
片付けが進んだら、家そのものの状態を確認しましょう。築年数、耐震性、雨漏りやシロアリ被害の有無などは、今後の方針を決める上で重要な判断材料になります。
あわせて、不動産会社に査定を依頼して現在の資産価値を把握しておくと安心です。「売った場合いくらになるのか」「賃貸に出せる状態か」を数字で知ることで、家族での話し合いも具体的に進めやすくなります。
5今後の方針(売却・賃貸・維持)を決める
家族の意向、名義関係、家の状態や資産価値が見えてきたら、いよいよ今後の方針を決める段階です。主な選択肢は次の3つです。
① 売却する
まとまった資金が必要な場合や、管理の負担を早く手放したい場合に向いています。
② 賃貸に出す
家を手放したくないが活用したい場合に選ばれる方法です。リフォーム費用や空室リスクも考慮が必要です。
③ そのまま維持する
すぐに結論を出せない場合の選択肢ですが、放置すると老朽化や近隣トラブル、固定資産税の負担が続く点に注意が必要です。
まとめ
実家じまいは、①家族との話し合い、②名義・権利の確認、③荷物の仕分け、④家の状態と価値の把握、⑤今後の方針決定という順番で進めると、迷いなく取り組むことができます。焦って一人で抱え込まず、一つずつ着実に進めていくことが、後悔しない実家じまいへの近道です。
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