
専任媒介契約に新たな規制が! 2025年施行の囲い込み規制を解説
【2025年1月施行】専任媒介契約の「囲い込み規制」って何が変わる?やさしく解説
不動産の売却を考えるとき、多くの人が結ぶのが「専任媒介契約」。実はこの契約のルールが2025年1月から変わります。難しい言葉が多いテーマですが、この記事では「誰が」「何のために」「どう変わるのか」を、図解イメージを使いながらシンプルにまとめました。
① 専任媒介契約ってそもそも何?
不動産を売るとき、売主さんは不動産会社と「媒介契約(ばいかいけいやく)」を結びます。この契約には主に2種類あります。
専任媒介契約
1社だけに売却をお任せする契約。他の会社には同時に頼めません。
️ 一般媒介契約
複数の不動産会社に同時にお願いできる契約。
| 比較項目 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 |
|---|---|---|
| 依頼できる会社数 | 1社のみ | 複数社OK |
| 会社の販売活動への責任 | 高い | 比較的軽め |
| 売主への報告 | 週1回以上の義務あり | 義務なし |
専任媒介契約は「1社に絞る代わりに、その会社にしっかり売却活動を頑張ってもらう」契約、とイメージするとわかりやすいです。
② 「囲い込み」とは何が問題なの?
専任媒介契約には、実は昔から指摘されてきた問題がありました。それが「囲い込み」です。
⚠️ 囲い込みとは
不動産会社が、預かった物件情報を他社に教えず、自社だけで買主を見つけようとする行為のことです。こうすると会社は売主・買主の両方から手数料をもらえるため、会社側にとってはお得ですが、売主にとっては「早く売れるはずの物件が、なかなか売れない」原因になることがありました。
そこで登場したのが「囲い込み規制」です。これは、物件情報をきちんと世の中に公開させることで、こうした不透明な取引を防ぐためのルールです。
③ 2025年1月からの新ルール3つ
2025年1月に施行された規制では、専任媒介契約を結んだ不動産会社に、次の3つが義務付けられています。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| ①情報公開の義務 | 物件情報を7日以内に「指定流通機構(レインズ)」へ登録 |
| ②価格変更の報告 | 価格・賃料を変更したら5日以内に報告 |
| ③他社への回答義務 | 他の不動産会社から問い合わせが来たら、すみやかに回答 |
つまり「情報を隠さず、すぐに・正確に公開する」ことが、これまで以上に厳しく求められるようになったということです。
④ 私たちにとってのメリット
物件情報がもっと見やすくなる
複数の会社が同じ物件情報を扱うようになるため、情報の正確性が高まり、比較検討もしやすくなります。
選べる物件の幅が広がる
1社に囲い込まれていた物件も表に出てくるようになるので、購入を検討する人にとっては出会える物件の数が増えます。
適正な価格での取引がしやすくなる
複数の会社が同じ物件を扱うことで自然な競争が生まれ、価格やサービスの質にも良い影響が期待されます。
⑤ まとめ
- Point1専任媒介契約は1社だけに売却を任せる契約
- Point2「囲い込み」=物件情報を他社に隠す行為が問題視されてきた
- Point32025年1月からは情報公開・報告のルールが強化された
- Point4売主・買主どちらにとっても、より透明で選びやすい市場になる
